こういった疑問に答えます。
私は2019年の1月13日(日)から2月2日(土)まで21日間、完全断食を行いました。
その時の体験を書いているので信頼性は保たれます。
21日間の完全断食レポートはこちら↓
- 断食した理由
- 断食の方法
- 断食報告
- 断食の振り返り
断食した理由
金を盗まれて食費が無かった
2019年の1月12日(土)の深夜に、セネガルのクラブで売春婦に現金26万円を盗まれました。
→【海外トラブル】セネガルのクラブで現金26万円を失った【体験談】
これにより生活費が底をつき、普通に食費が無くなりました。
現実問題として食べられなくなりました。
金を盗まれてムカついていた
自分としては人生初レベルの大規模な現金強奪事件だったので、感情的にネガティブになりました。
とりあえず丸一日寝て回復を図りました。
しかしそれで解決するわけもなく、負の感情のぶつけ先を探していました。
負ではあるものの、感情エネルギー的には大きいので、それ相応の大きなことが出来そうでした。
そこで通常では不可能な「長期完全断食」をすることにしました。
人生の悪い流れを変えたかった
こんな事件が起きたということは、何か自分の生活に問題があったのかもしれません。
ここで何もしなければ、また似たようなトラブルが起きないとも限りません。
断食という強行手段に出ることで、強引に運気を変えようとしました。
活動時間を増やしたかった
断食をすると自由な時間が増えます。
少なくとも、食事自体と準備と後片付けと食休みの時間が浮きます。
睡眠時間も短くて済むという説があります。
そのぶん別のこと(ブログ記事を書く等)ができます。
断食で病気が治るという説を検証したかった
断食で病気が治るという説があります。
肥満や高血圧や糖尿病などの慢性疾患をはじめ、
癌、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、膠原病など、難病のたぐいです。
私にこれらの病気があるわけではありませんが、
現代医学に見放されて絶望している人には、わずかでも治る見込みあるというだけで、それが希望になり得ます。
自分で検証しないことには何も始まらないので、医学部1年の頃から不定期に断食を行なってきました。
科学的な研究でも、断食で白血球数が増えるなど、免疫力が上がるとされています。
限界突破したかった
結局、一番の理由はコレです。
断食の方法
水だけの完全断食
基本的に口に入れるのは水だけです。
純粋な炭酸水(Perrierなど)は飲んでいました。
眠気覚ましに、たまにブラックコーヒーを飲みました(砂糖やクリームは無し)。
胃に違和感を感じたら飲まないほうがいいです。
食べ物は口にしませんでした。
断食19日目・20日目・21日目のラスト3日間だけ塩を舐めました(立ちくらみ予防のため)。
断食報告
断食1〜7日目
特に変わりなく過ごせました。
不定期で断食をしているので体が慣れているのかもしれません。
なだらかなスタートになりました。
断食8〜14日目
徐々に空腹感が増していきました。
10日目以降くらいから無意識で食べ物を目で追いかけ始め、断食が本格的になってきたと感じました。
また、筋力が落ちてきて脱力感が出始めました。
断食15〜21日目
脱力感と立ちくらみがひどかったので、対策として19日目に塩を舐めました。
20日目にムスリムになる儀式があったので、それに備えたいという気持ちもありました。
→【異例】セネガルでムスリムになった体験談【イスラム名イブラヒム】
塩はフランス産の天然塩にしました。
立ちくらみと脱力感がかなり改善しました。
早くから塩を取り入れていれば、もっと楽だったかもしれません。
体調が良くなったので、このまま31日間くらい断食できると感じました。
しかし、20日目にムスリムになって気持ち的に区切りがついたので、当初の予定通り21日間で断食を打ち切ることにしました。
回復期6日間
断食あけに急激にものを食べるのは危険です。
長期だとなおさらです。
胃や腸が完全に休息しているので、一気に食べ物が入ってくると、対応しきれずに下痢になったり、腸が過剰に収縮して腹痛の原因になります。
また、低血糖状態に慣れているところへ炭水化物を入れると、血糖値が上がりすぎたり異常にむくんだりします。
せっかく断食で体質改善しても無駄になってしまうので、ゆっくり元に戻しましょう。
断食あけ特有の回復食を食べる期間(回復期)を設ける必要があります。
回復食
はじめは海藻やキノコのダシ汁と醤油を混ぜたもの(すまし汁)を飲むところから始めました。
その後、野菜や海藻類などをミキサーでドロドロにしてから茹でたものを、少量ずつゆっくりと食べました。
回復食の調理風景です。
ドロドロにし過ぎてグロテスクになりました。
それから徐々に固体にシフトしていきました。
玉ねぎスープにワカメやキノコを混ぜたものを食べました。
この辺りからフルーツも取り始め、アボカドやリンゴをミキサーでジュースにしました。
セネガルのストリートで安く買ったフルーツです。
個人的にニンニクや生姜や唐辛子を生でミキサーに混ぜて食べました。
しかし確実に刺激物なので避けた方が無難です。
いちど食欲に任せてフルーツをドカ食いしたら、次の日全身がむくみきって驚きました。
断食で体細胞が糖分を吸収しやすくなっていて、糖と一緒に水分が取り込まれた結果です。
タコにも挑戦しました。
白身魚→鶏肉→牛肉と肉類も少しずつ始めました。
お腹に少しでも違和感を感じたら、すぐにストップすることが大切です。
動物性の油は消化しにくく、また腸に刺激となるので、なるべく後半にもっていったほうが良いです。
米やそうめんなど炭水化物も始めていきました。
通常の食事に戻すまで6日間かけました。
それでもペースが速いと感じたので、10日間くらいかけて戻した方がいいかもしれません。
まごわやさしい
回復食の頭文字をとったものです。
- ま・・・まめ(豆腐、納豆)
- ご・・・ごま
- わ・・・わかめ(海藻類)
- や・・・野菜(大根、玉ねぎ、人参、青菜、キャベツ、白菜)
- (さ・・・魚)←動物性の食べ物は後半にした方が良いです
- し・・・しいたけ(キノコ類)
- (い・・・芋)←炭水化物系は血糖値的に、少量か後半にした方が良いです
これらを煮たり茹でたりして食べましょう(焼くのは油を使うのでしませんでした)。
断食の振り返り
結果的に、断食のきっかけは売春婦に26万円強奪されたことで、断食で得たものはムスリム(イスラム教への改宗)でした。
断食していなかったら、もしかしたらムスリムになっていなかったかもしれません(スキンヘッドに踏み切れなかったかもしれないです)。
→【異例】セネガルでムスリムになった体験談【イスラム名イブラヒム】
ムスリムになったことは自分の中でビッグイベントだったので、得たものは大きかったと言えます。
塩の重要性にも気づくことができました(塩と水で31日間断食も可能です)。
売春婦現金26万円強奪事件に対するネガティブな感情は消えました。
肉体的にも精神的にもスッキリしました。
今回は以上です。ありがとうございました。
なぜ断食したの?
どんな断食のやり方をしたのかな。
実際に断食してどうなった?」