ナンパ追憶 〜人生初のナンパ彼女はクローン病(難病)〜

ナンパ追憶 〜人生初のナンパ彼女はクローン病(難病)〜

信一です!

数年前、ナンパした女の子が初めて彼女化した話。

 

連休を利用して、博多駅に降り立った

博多駅構内は血湧き肉踊る。

季節は12月、クリスマス直前だ。

とにかく数打ちをしよう。

 

博多駅で安定の道聞きを開始する

「天神てどうやって行くんですか?」

10人、20人、声をかけて行く。

いまいち面白みに欠ける。

行き先を変えてみよう。

博多で一番の歓楽街であり、ソープなどで有名な「中洲」でいこう。

 

「中洲ってどうやって行くんですか?」

「バスか地下鉄ですね」

基本的に親切に教えてくれるが、怪訝な表情で無視する人もいる。

 

時刻は夕方6時過ぎ、時間帯的に明らかに人が多い。

次から次へとターゲットが見つかる。

声かけの回転数が上がるので調子が良く、気分もノッてくる。

36人目。

 

20代前半だろうか、少し派手目なコート・バック・髪型、顔を一瞥し可愛いと判断した

道聞きなので可愛い子にも遠慮なくいける。

券売機付近に立っているところを横から声かけした。

「中洲ってどうやって行くんですか?」

その一瞬で勝負がついたようだ。

少し間があり、

「こっちです」

案内してくれる様子だ。

 

道を聞くとたまに案内してくれる女性がいる。

今回はただの親切より、さらにプラスアルファがあると感じた。

博多口を出ると辺りが開けてロータリーなどがあり、進むとバス乗り場がある。

「100円でいけます」

「一緒行こう」

バスに乗り込む。

「なんでついてきてくれたの?」

「優しそうだったから」

あとで聞いた話では、中洲への行き方を聞いた時、ムッとしたそうだ。

 

バスで横並びに座った。

話を聞くと、病気があるらしい。

詳しく聞くと「クローン病」だった。

 

クローン病は若くして発症する、国の指定難病だ。

消化器系の病気で、食べ物をうまく消化できず、すぐ下痢になる。

薬で症状はだいぶ抑えられるが、それでも相当大変だ。

 

「キャナルシティに行きたい」

彼女は言った。

キャナルシティは中洲にある総合アミューズメントストアで、面白有名スポットだ。

服、飲食店、ゲームセンター、映画館、なんでも揃っている。

人気デートスポットでもあり、カップル、家族連れ、いつも賑わっている。

 

バスを降りた

「プリクラ撮りたい」

プリクラコーナーに向かう。

コスプレが無料で着れるらしい。

「どれがいいかな」

AKB的な制服のコスプレにしていた。

「結構胸元空いてるね」

触ったら、「えっ」という表情をして引いていた。

「ごめん、フライング」

 

やや緊張気味の面持ちでプリクラを撮る。

楽しい。

 

ラーメンが食べたい、そう言ってラーメンコーナーに向かった

「てか、ラーメンとか食べれるんだ?」

クローン病は基本的に消化に良いものしか食べられない。

炭水化物を中心に、あっさりしたものばかりのはずだ。

ラーメンのように油っこいものはいかにもやばそうだが。

「大丈夫、お薬で」

メサラジンなど薬の登場で、症状はだいぶ抑えられるようになった、とのことらしい。

 

キャナルシティにはラーメンスタジアムという、ラーメン店ひしめくフロアがある。

多くの中から、わりと迷いない感じで、「ここにする」と決めていた。

 

クローン病の食生活に関して、色々聞きながら待つうちに、ラーメンがきた

「ゆっくり食べて」

とても美味しそうにラーメンを食べていた。

 

キャナルシティを出た

出てすぐ2階の場所から、中洲の川が見下ろせる。

「結構寒いね。見て、中洲の川」

軽く肩に手を回しつつ、やや強引にキスしようとする。

「恥ずかしい」

人少ない場所だが、確かにここでは見られそうだ。

 

「川、近くで見よう」

橋を渡って少し降り、奥まった所に移動する。

「綺麗だね」

かなり濁っている中洲の川を、無理やり綺麗なことにする。

「ちょっと目つぶって」

キスをした。

胸もいけるだろう、揉む。

ラブホ街はすぐそこだ。

「散歩しよう」

手を繋いでラブホ街を歩く。

 

「足、疲れたな。ちょっと休もう」

ここ良さそう、とか言いつつホテルに入った。

ナンパ追憶 〜人生初のナンパ彼女はクローン病(難病)〜

 

ホテルを出て、クローン病の日常について聞きながら、手を繋いで中洲の川沿いを歩いた

「クリスマス前やけん、どうしよう思っとった」

クリスマス前で焦っていたようだ。

「今日はありがとう」

 

中洲の川面がラブホの明かりに照らされて、きらきらと光っていた。

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